それは、ある晴れた金曜日の事だった。
世間では建国記念日で休みなのだろうが、いつものごとく週末に仕事が溜まってるオレは休めるはずもなく、ましてやその日の夜からスノーボードに出かける予定にもなっていて、いわゆる
「ケツカッチン」な状態で仕事に精を出していた。
と、仕事部屋に差し込む冬晴れの陽光を恨めしく感じながらPCに向かっている所へ、D氏よりメールが入る。
「ちょろっと三浦走って、kamaちゃんとランチするよ~」
「・・・・・」
軽い羨望の気持ち抑えながらため息をついて、オレは行けない旨の返信をする。
自分が仕事の時に知り合いが楽しそうに走っているのは、妙に腹が立つ。
モチロン、逆の立場の時もあるから、お互い様なんだけどね。
ここがオレのイケナイ所で、自分が手の届きそうなイベントには予定を押してまで片っ端から参加してしまいたくなる。こう自分がいない状態で盛り上がっているのが、たまらなく悔しかったりして、なんか少しでもその気分に関わっていたいって思ってしまう。
「ダメだダメだ!今日は夜から遊ぶのだ!今は仕事せねば!」
と、あと一歩で仕事を置き去りにして出かけてしまいそうな心を抑えて、涙に濡れる画面に向き直る(笑
すると、食事を終えたD氏よりまたまたメール
「これからkamaちゃんと、そっち行くよ~」
「!!!!(喜)」
あ~、嬉しいなぁ…。バイクでは走れなかったけどなんか参加した気分になれる。
いや~バイク仲間っていいなぁ…、家が比較的寄り易い所にあって良かったなぁ~。
もう早くもソワソワ気分で、仕事が手につかなくなっている(笑)
しばらくすると、爆音を轟かせて二人が到着。オレはいそいそをガレージに椅子をセッティング。
そこへ、あらたにHDらしきサウンドが聞こえてくる。
「?」・・・・・・・・
「あッ!!」
偶然のタイミングで、N助さんがやってきた!
「N助さ~んッ!」
「いや~ッ、やっと見つけた!!」
「は?」「仕事帰りじゃないんすか?」
「いやいや、休みを利用してPITよう探してたんだよ~」
「はぁぁ~~?」(爆笑)
ホントありがたい話しである
そんなこんなでウチの前にはHDがずらりと並び、オレは思わぬ気分転換が出来てご機嫌で、仕事の事はすっかりどっかに行ってしまっていた。
みなさんも、是非お気軽に「PITよう」お立ち寄り下さい。この季節の屋外は寒いし、午後は日が当たらないし、たいしたもんは何もありませんが、オレはとっても嬉しいですので(笑)
でも、君たち、人んちのガレージで真昼間から
「キャバ」やら
「オカマバー」やらの話しを、やたら
デカい声でするのは
ホントもぅ止めて下さい(泣)